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聖水信仰のシスターさん〜専用おトイレ倒壊おしっこパニック勃発!?CASE 2

聖域が流された翌日の17時過ぎ。各教会のシスターが勤務を終えて自由になるころ。 この時、国中から千人にも及ぶシスターたちが一斉に王都近くの聖域を目指して殺到してきた。 中央教会から渡された4リットル程度の聖杯。そんなもので乙女たちの穢れを受け止めきれるはずもなく。 二日間のお勤めで溜まったものを解放する時を、みんながみんな心待ちにしていた。 しかし急遽建造することとなった聖域である。時間的、人的、資源的問題からすぐに建てることができたのは一軒だけであり…… 僅かひとつのトイレに、尿意限界の少女が千人。どう考えても足りるはずはなく…… 必然、争いが起こるのは避け得なかった。 『どっ、どいてっどいてェェェ!!!!もうでるっ、もれるゥゥゥゥ!!!!』 『このっ……!割り込むなバカあぁぁ!!!!!あたしだってもう限界なのよおおお!!』 聖職者として、慎ましやかたるべきシスターにあるまじき姿。 取っ組み合い、腕や顔に爪を立て、髪の毛を引っ張り合い…… 醜く無様なトイレの順番争いを繰り広げていた。 当然このように自分の欲求を露にしたり、他者を貶めることはシスターの教えに反している。 だがもう、そのようなことを気にしていられる余裕は誰にもないのだ。 昨晩からずっと、まともな排泄を抑制され続けて。 小さな聖杯ひとつで全てを済ませることなどできるはずもなくて。 そのうえいつも以上の人手を捌いてきて。 そうして溜まった尿意を解放できると勇んで来てみればこの有様。千人からの大行列を耐えなければならない。 少女たちのお腹を膨らませる「穢れ」の量は、一人一人が各々の限界をはるか超えるレベルにある。それを必死の思いで耐えているのだ。 こうなってしまうのも致し方ないと言えた。 「あっ…………、あっ……!」 千人いる大行列。その全員が噴き出そうな尿意を堪えている中にあって、ひときわ様子のおかしい少女がいた。 金髪碧眼、まるで絵画の登場人物にも思える美麗な外見をした少女。 しかしその表情は苦痛と焦燥に歪み、身体のすべてを忙しなく動かしている。紛れもない尿意限界のしぐさ。 彼女の流麗な外見と相反する様子は、ある種の妖艶な魅力を放ってもいた。 湯気が出そうなほど身体を火照らせ、両手で股間をきつく押さえて下半身を忙しなく揺するのだから。 だが何より彼女の様子で目を引くのは、その視線が落ち着きなく聖域ともう一つを往復しているところだ。 きょろきょろと頭を振り回し、行列並ぶまだ遠い聖域を見やった後に……その後に彼女が見るのは、日の光届かぬ鬱蒼とした茂み。 落ち着かない様子の彼女が茂みに目をやる。それが何を意味するかは考えるまでもない。 (でっ、でる、でるゥゥっ……!!ほ、ほんと、にっ……もれっ……!!) (お、オシッコ、もれるぅぅっ……!) 周囲と比較してもなお、人一倍の危うさを見せる彼女。 彼女の身に起きた、普段と一線を画する出来事とは…… CASE 2 不幸シスター・ソニアの場合 ────────────── 13:00 『シスター様……どうぞ神様のお怒りをお鎮めください……!』 王都からほど近く、花の栽培で知られる町のシスターとして彼女は勤務していた。 その彼女の元にも聖域崩壊の報せは届いていて、その日非番だった彼女を除く同僚のシスター達はお互い分け合って聖杯を利用していた。 この教会は他と比べて規模が大きいため勤務するシスターの数が多く、そのためある程度勤務の融通が利くのだ。 この国のシスターは「穢れ」を溜めている時の放尿は厳に禁止されているが、逆に懺悔を聞いていない時に関しては一般人と変わらずその辺りのトイレで済ませることが許されている。 そしてその報せを聞いた時勤務していたのはソニア以外のシスター達。そのためソニアを除くシスターたちが聖杯を使うこととなったのだが…… しかしここにいる全員が4リットル程度の聖杯に放つには、それはあまりにも小さすぎた。結果として聖杯にはそれぞれが膀胱に疼きを残す程度しか出すことができず…… そのため、ソニア以外の全員が今日の勤務は難しいと判断されたのだ。 ソニアは前日勤務していなかったため普通に用を足しており、満足に動けるのは彼女だけ。やむを得ない判断だと言えた。 それがゆえ、ソニアは昼過ぎの時点で60人に及ぶ懺悔に耳を傾けなければならなくなった。 なにしろ普段はいくつもの窓口に分けて捌いている人数を一人で賄うのである。それはもはや休まる時間など一秒もなく、並ぶ列が途切れることはなかった。 『シスター様、お疲れでしょう?今日はお一人でいらっしゃいますもの……どうぞこちらをお受け取りくださいな』 「これは……?普通の聖水のようにお見受けしますが……」 「ん?いえ、この香り……もしかしてハーブをお入れに?」 だからだろうか。懺悔客の一人である老婆が、そんな彼女を見かねて差し入れを持ってきたのだ。 それはシスターたちに懺悔と共に飲んでもらう聖水に手を加えたもの。疲労回復に良いとされるハーブを煎じて水に溶かした、特性の「ハーブ水」 香り高いその水は疲れた身体に染み渡り、少女の疲れを癒す。 「ありがとうございます。貴女に幸があらんことを……」 その薬効もさることながら、何よりも老婆の心遣いが強い力となってソニアの身体に行き渡る。 今まで以上に気を引き締めて、彼女は午後の勤務に励もうとしていた。 14:00 「んっ……」 だがそれから一時間が経過したころ、彼女の身体を異変が襲った。 椅子に腰かけたままもぞもぞと落ち着きなく下半身を揺すり、ぶるりと身体を震わせる。 明らかな尿意の兆候。しかしそれが表出するには、まだかなり時間が早い。 確かに勤務人数の違いからいつも以上の人出を捌いており、それに伴う水分摂取量も比例して増えている。だがそれでも、ここでの勤務に慣れた彼女にとっては許容の範囲内のはずだ。 一日の終わりならばいざ知らず、まだ日が高いこんな時間にこれほど追い詰められるなど…… そんなことを思いながら勤務に臨むソニアだが、しかし彼女は大きな見落としをしていた。 いつもと違うことが多い今日の勤務にあって、最も違うものの存在を。 15:00 (な、なんっ、で……!なんで、こんな、急に……!) 垂れ幕の向こうできつく出口を押さえながら、ソニアは自分の身体の異変に目を白黒させていた。 午前から正午にかけて感じた尿意の増幅と、正午から今にかけての増え方とでは明らかにケタが違う。あまりにも急に増えすぎている。 それはなぜか。イレギュラーは多くあれど、しかし根本の部分ではいつもと変わらないはずの勤務。 人々の悩みに耳を傾け、水を飲み、穢れを耐える。ただ少し数が増えただけで、根本はそれだけのはず。 なのになぜこうも違うのか。尿意に霞む頭でいくら考えても思い当たる節がない。 しかし、それもやむを得ないことではある。シスターである彼女にとって、「善意」が悪い結果をもたらすなど思いもよらないことだから。 彼女の尿意が急激に増加したのは、昼過ぎからである。 その時に何があったか。それは老婆の持ってきた特製のハーブ水を飲んだことだ。 老婆の持ってきたハーブは強壮効果、デトックス効果に優れる代物であり、その薬効の中には……今の彼女にとって最も良くないものも含まれていた。 今の彼女が最も望まないもの。それは言うまでもなく尿意の増幅である。 だが老婆はそのことを知ってか知らずか、そうした作用にも優れたハーブを煎じてしまったのだ。良かれと思って。 ハーブというものはたいていの場合、薬効がひとつだけではない。滋養強壮効果に加えて、なにか別の作用を発揮するものは多い。 恐らく老婆はこのハーブの持つもう一つの作用は知らなかったのだろう。このハーブの持つ、強力な利尿作用を。 そしてこの国のシスターに特有の、超大量の水分摂取。この二点が合わさった時、その身を襲う尿意は尋常ならざるものとなる。 普段ならある程度身体に吸収されたり、あるいは消化が間に合わず胃袋に残ったままになるそれ。 それら余計な水分のすべてが利尿作用によって降りてくるのだ。 一般的に用いられている聖杯の大きさおよそ50ml。数分に一人を捌くと考えて、10時間休みなく勤務すればおよそ100人前後。つまり5リットルもの水分を摂取しているのだ。 それがもしすべて膀胱に降りてきてしまったなら、どう考えても耐えられるはずはない。 (た、たえ、なきゃ……!だ、出してしまうなんてこと、ぜったいに……!) ________________ __________ ______ 19:50 そして今、列の中でソニアは極限の只中にあった。 その日摂取した水分のほぼすべてが変じた、大量の小便を腹の中に宿して行列に並ぶ。 全員がつらい我慢を繰り広げる中にあっても、指折りの限界我慢。 それは人形のような少女の美貌を苦痛に歪ませ、思考をそれ一色に染め上げる。 (おし、お、オシッコ、オシッコ、でるゥゥっ……!!!!あ、あと、なんにん待ったらっ……!!) 「く」の字に折り曲げた身体。そこから首を少しだけ起こして前を見ると、そこには絶望的な光景が。 自分の前にずらりと並ぶ、何百人もの大行列が。 「あ、あ…………」 湯気が出そうなほど紅潮していた顔から、一斉に血の気が引いていく。 諦め、絶望。もう無理だ、という感情が少女の胸を満たす。 だが、信心深いこの国のシスターに漏らすという選択肢はない。彼女のお腹の中にあるのはただの「オシッコ」ではなく「穢れ」なのだから。 それを聖域以外で出すことは、許されざる大罪なのだから。 だから少女は、ふらふらと列を離れていった。届かぬ聖域、見果てぬ「おトイレ」に見切りをつけ…… 自分だけの聖なる泉を求めて。 20:00 よたよたと覚束ない足取りで森をうろつきながら、ソニアの頭の中をひとつの言葉が高速で駆け巡っていた。 聖書に記された神とは水。神聖なる水の集合体たる湖や川こそが神聖なのだという教えがあるから、そこで少女たちの身体に宿された穢れを浄化しているのだ。 水が神聖なるものなら、別に指定されたところでなくてもいいのではないか。 自分ひとりがするくらいなら、その辺りの池でもいいのではないか。 そんな都合のいい、しかし自分を納得させるには十分なお題目。それを頭の中で何度も唱えながら、少女は自分だけのユートピアを探し廻る。 「はぁっ……!!!はぁぁぁっ……!!!」 (オシッコっ、オシッコ、はやくゥゥゥ!!!!どこでもいいっ、どこでもいいからああ!!!) (もうむりなのっっ!!!池でも沼でもいいっっ!!とにかくっ……とにかくオシッコぉぉぉ!!!!) 水のあるところなら、どこでもいい。 血走った瞳で茂みを捜すうち、それはあった。 一週間降り続いた雨が窪みに溜まり、形成された池とさえ呼べないような代物。 極小の池、あるいは大きな水たまり。豪邸の庭先にある観賞用の池より一回り小さいような代物。 そのようなものであっても、今の彼女にはそれが聖なるものに見えた。 「ああ、あっ……!オシッコ!オシッコ、できるゥゥゥっっっ!!!」 雨水が溜まった、清らかとはとても言えない濁った池。だがそれでも、彼女にとってそこは聖域だった。 喜び勇んで駆けていくソニア。だがそれは致命的な気の緩みを生み…… ぶじゅじゅじゅっ!!びじゅいいいいっ!! 瞬間、始まってしまう先走り。少女の股間から、温かな「穢れ」が迸る。 もう少女にそれを止められる力はなく、ばちゃばちゃと水流を地面に零しながら池に向かう。そして…… 「んあぁぁっ……!!」 やっと辿り着いた池に向かってしゃがみ込み、乱暴に下着を剥いで無毛の秘裂を剥き出した。 瞬間、少女の溜まりに溜まった「穢れ」が勢いよく解き放たれた。 20:05 びゅばっ ぶっっっっっしゅうううううううううぅぅぅ!!!!!じょばばばばばばばば!!!! 「はっ……!あ……!」 それは凄まじい勢いで、濁った水面を叩いた。 ぷくりとその姿を見せる少女の排泄孔から一直線に延びる尿線が水面を抉り、周辺に大きな波紋を起こさせる。 茶色く濁った水の中、仄かに薄い黄色が混じっていく。少女の汚水と泥水とがその勢いによって攪拌され、色合いを変えていく。 「はぁっ、はぁっ……!」 「…………っっっはぁぁぁぁぁ…………」 全開の「お浄め」を小さな聖域に放ちながら、ソニアは満足げに大きく息を吐いた。 長くつらい我慢が終わったと。やっと念願の「オシッコ」ができたと、安堵して。 膀胱の痛みが嘘のように軽くなるのを感じながら、少女はその身を震わす快感を味わい続けるのだ。 いっぱい我慢したお腹の中身がなくなる、その時まで。 ─────── 「………………っ」 (や、やってしまいました……いくら慌てていたとはいえ、こんな……!) ことが終わり、快感の波が収まると少女は自責の念に苛まれていた。 無理もない。シスターにとって絶対であるはずの教義。それを緊急時とはいえ都合よくねじ曲げたのは紛れもない事実。 あの時は切羽詰まっていたゆえ誤魔化されていたが、落ち着いてくるとそうではなくなってくる。自分の仕出かしたことを認識してしまう。 だが、とはいえ本当に限界だったのは確かだ。あのまま並んでいたなら、間違いなく最悪の事態を迎えていただろう。 (ど、どうかお許しください、神よ……っ!) 十字架を握りしめながら、ソニアは自責と恥ずかしさを振り切るようにその場を走り去った。 その後列に戻ることなく、近くに待機させていた馬車に戻るのだが、彼女は知らなかった。 自分の起こしたこの行動が。列を離れ、茂みの中で穢れを放つこの行動が、どんな影響をもたらすのかを。 『あぁ、あっ……!ごめんなさい、ごめんなさいっ、神よ……!私も、わたしも、ここでぇっ……!』 『さ、さっさとしなさいよ!早くしないと、後ろがつかえてるんだからぁっ!!』 『あ……っ、あの、あのあのっ……!ほんとに、その、オシッコ、限界でぇっ……!ゆ、ゆずってくださいぃ……!』 ソニアは知らない。浄めを済ませた後、彼女が作った「聖域」に行列ができていたことを。 自分の仕出かした一部始終を、見ていた者たちがいたことを。 無理もない。尿意限界で並ぶ少女達にとって、順番待ちを耐える少女達にとって、その列から外れる者がいれば目立たないはずはない。 何か考えがあるのなら、それに便乗しよう。なにも考えていないのだとしても、自分が一番手になるよりは誰かが先にいてくれたら。 そう。ソニアは図らずもなってしまったのだ。少女たちが切望する「ズル」の一番槍に。 少女たちが自分の行為を正当化するための言い訳に。 「最初にしたのはあいつ」という叩き台に。 ソニアが作った「自分だけの聖域」 それは今この瞬間「みんなの聖域」になってしまった。 シスターとしてあるまじき責任転嫁、言い訳。人の醜さ剥き出す、尿意限界おしっこパニック。 少女たちの夜は、まだ終わらない。 ───────CASE 2.5へ続く


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